オンラインゲームには悪質な業者も?詐欺の手口について紹介

オンラインゲームは若者を中心に幅広く利用されています。ネットにアクセスできる環境なら、誰でも手軽に参加できるのが魅力です。しかしこのオンラインゲームを舞台にした詐欺事例もしばしば報告されているので、注意が必要です。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺という言葉を聞いたことのある人も多いでしょう。インターネットの詐欺の手口の中ではメジャーな手法の一つです。このフィッシング詐欺、オンラインゲームを舞台にしたものもしばしば見られるので注意しましょう。

チャットに注意

オンラインゲームのユーザーをターゲットにしたフィッシングの中で注意したいのは、ゲーム内のチャットです。この中でURL入りのメッセージを送ることで、リンクを開かせます。そこで認証情報や決済情報を入力するように言われ、そこで認証情報やクレジットカード情報を盗み出すわけです。チャット内のURLはうかつにクリックしないように注意しましょう。

チートツールに手を出さない

フィッシングの誘導する手口として、「チートツールが入手できる」というのもしばしば見られる手口です。ゲームを有利に進められるツールのため、ついつい手が出てしまうプレイヤーも少なくないようです。実際過去には「フォートナイト」という人気ゲームのプレイヤーにチートツールの勧誘をして、その結果ランサムウェアをインストールさせられたという事例もありました。

アイテム詐欺

アイテム詐欺もオンラインゲームではよく見られる詐欺の手口です。オンラインゲームのアイテムを現金取引するサイトがあるのですが、ここでしばしば報告されているトラブルです。

RMTに注意

RMTとはリアルマネートレードの略称です。特定のゲームで利用できるアイテムを売りに出します。そのアイテムが欲しい人との間で売買が成立すると、買主が代金を支払い、売主はアイテムを引き渡します。ところが代金を支払っても、アイテムを引き渡してくれないという詐欺事例がしばしば報告されています。

泣き寝入りの可能性が高い

RMTの世界では、必要最小限の情報でユーザー間でやり取りします。たとえ代金を支払ってもアイテムが手元に入らず詐欺だったことに気づいても、加害者にたどり着けない可能性が高いです。加害者を特定できないと賠償請求ができずに、結果的に泣き寝入りせざるを得なくなります。入手困難なアイテムになると何十万円単位で取引されている場合もあり、大きな損害を被る恐れもあります。

まとめ

オンラインゲームの世界では上で紹介したように、詐欺の落とし穴がいろいろと待っています。オイシイ話にすぐに飛びつかないように心がけることが大事です。またクレジットカード情報など重要な個人情報は気軽にネットに投稿しないように気を付けることも大事です。特にURL入りのメッセージをチャットなどで見つけた際には、詐欺への誘い水の可能性が高いです。安易にクリックするのは絶対に避けましょう。